「認知症の人と家族の会」全国研究集会   

 小雨降る中、神鉄岡場駅から谷上を経て、北神急行大倉山に向かう。ボランティア集合は8時だ。神鉄北神急行を乗り継ぐと、速いが、930円だ。高い!日本で1〜2を争う高さじゃないの?あ〜!
 「会場内案内」に配属された。「来賓席」「ボランティア席」「関係者席」などの貼り紙をしたり、立ち入り禁止のテープを張ったりする。
 ステージの看板の字は書いてきた物を渡すと、劇場のスタッフさんがやって下さる。
 あらましできあがって、見回していると、会場の中央付近に10人に満たない団体がおられた。
 「おはようございます。早くからお疲れ様です」と言うと「次回開催地鳥取から、来年の案内ちらしを持って来ました」と言われた。「私も名刺を作りました」と渡すと「面白そう」と言われた。「母が亡くなったので、介護日記を出版しました。今日の発表者募集に早速応募、見事落選」と言うと「あら〜、じゃぁ、来年、鳥取に来て発表して!」と言われた。「いえいえ、今年の冊子の誌上報告に載せてもらいましたから」と言うと「いいじゃないの。代表に紹介するわ」と言われ、ロビーに行ってお会いした。「壇上で発表もあるし、会場のロビーでパネル展示をして発表するのもあり、前日のつどいと当日の休憩時の計4回。1回20分を計4回」と言われた。「それは面白いかも?ばあちゃんの取材時の巨大写真があります」と言った。
 応募はまずいんじゃないか?と思う。今年応募して、誌上報告に載るのだから、また来年、なんて変よ。それでも「とにかく、来年の大会の鳥取に来てね」「はい」という約束ができた。
 「名刺」のおかげだ。代表は男性だが、あとは元気な女性の皆さんだった。「たった1冊持ってきた『たたかうおばあちゃんが行く!』をプレゼント!したら、「でかいね!」と言われた。「介護だけの生活にしたくなかったからです」「高見会長の言われる『親を見送ると次は自分の番』とか「どうなら、明るく介護をしよう」とか「へこむけど、また立ち直る」とか、意見が合う。
 「兵庫県の北の人は『こちらの人はあんたのように、思ったこと、ずけずけ言わへん。家族は言わへん。そこを察して思いを引き出すのが、我々、介護職の仕事や』と言われました」と言うと「兵庫県鳥取県は違う!」と言われた。明るいの?
 鳥取県は米子だそうです。来年は米子で会いましょう。