でかい名刺の効果

 今日は婦人会の展示室の案内係の当番になっている。10時に行くと、もうお客さんがみえていた。
 早速「おはようございます。名刺です」と話しかける。
 A4を6つに折りたたんで表紙にばあちゃんの本を載せた名刺は、抜群に効きます。
 みんな「大きいなあ」と言います。「介護日記を出版しました。図書館で読んでください」と言う。
 ついでに他の作品も紹介する。「黒いお米」は「あなたが作ったの?」「いいえ、写真を撮って、説明文を作っただけです」と言うと、「あらま」になる。古代米は報道されるので、知っている人が多い。
 他の展示室をのぞいてもどってくると「すももさんを探している人が来てはるよ」と言って呼ばれた。「半分ぐらい読みました。それで会いに来ました」と言われる!「すんません。あれは、かなり嘘!ブログは誰が読むかわからないので、バーッと書いて、最後の何行かを消すの。そしたら、友達が、あんた、ばあちゃんをぶん殴った、のとこ、消したやろ?て言う。ばれたか!」
 関西人のギャグですよ。多少は消しますよ。面白い部分だけが残るのです。それは、私流のサービス精神です。応援するから介護でしんどいめにあわないで、ね、というメッセージです!しんどいことがたくさんあるから、ちょっとでも、人の助けも介護サービスも使って、楽にやってね。
 またも「名刺」とやると、「あなたがすももさん?実物に会えて嬉しいわ」と言われた。「ご存知なんですか?」と言うと「有名よ!」と言われた。あはは。誰かに借りて読んだみたいです。お住まいを聞くと「なんで?」と思う所だった。私の友人が宣伝してくれたのではなさそうだ。
 また初対面の方が来て、一組は親子と言われ、もう一組は友達同士だろうか?
 「あなたのお母さん?」と聞かれたので「育ての親です」と言うと「そうやろねぇ。実の娘ならこんなに世話してくれへん」と言われた。聞いていた親子連れの娘さんが「実の娘です!」と振り返った。親子に「実も」「実でない」も無いもんねぇ。なおも話し続けると「なくなって何年?」ときかれ「三年」と言うと「実の娘やったらそんなにペラペラ言わへんわ。やっぱり育ての親やからやわ。私なんか、親が死んで何年もたつのに悲しいわ」と言って、去って行かれた。あらま!やり過ぎたかしら?情けないこと・・・。ちょっと、へこんだ・・・。
 元市会議員さんにも話してみた。「これからそういう時代よね。私たちももうすぐ」介護の時代なのだ。
 市職員の名札をつけている人がいたので、現役だ!というわけで、声かけてみた。「ベターケア」誌を見せて介護の話もした。
 なんだ?なんだ?