「ベターケア」見つけた!

 講師の増田さんと高林さんが掲載されたのは、37号2007年春の号だった。
「特集・初期認知症は治るか?」
「たたかうおばあちゃんに一喜一憂」が掲載されたのは38号だから、直前だ。
 実は、バックナンバーをまとめて購入したので、1号から順に見出しを見た。
 探しながらたまに、本文も見て「あら、三好春樹さんが若い!」と笑ってみたり、こんな特集、あんな記事、役にたつし、買ったからにはちゃんと読めば良かった。
 さくらいクリニックの桜井先生は、さくら会の講師に来てくだった。西宮在住なのに、尼崎市で開業されている。それが、さくら会会員には不満だった。
 37号も、確かに読んでいた。「車椅子の旅」のページに付箋を貼っている。後ろの漢字パズルまで書いていた。ひどい記憶力ね。あきれた。
 「あきれる」と漢字変換すると、「呆れる」と書くのですね。「ほうける」と同じ字なんだ。

 桜井先生が「痴呆とは?」と尋ねられたので「痴は、しれる。例えば、織田信長は、痴れ者。呆はほうける、遊びほうける」と言うと「すごいですね」と言われた。特別支援学級の担任だったから、常識だ。ついでに言うなら、文字の意味だけでなく、響きも差別的だね。