報恩講

 次男の奥さんからメールが来たので、近況報告のメールを書いた。転載する。
 「お寺の当番が回ってきて、昨日からお手伝いです。
 台所で精進料理を作ります。まずお手伝いの男性が食べて、女性も食べて、午後は本堂にお参りし、お経をあげます。それからお説教坊さんのお話を聞きます。昨日は31才の女性のお坊さんでした!びっくり!独身です。
 男性のお坊さんはずっと同じ方です。昼休みにお坊さんの休憩室に行き、お話をします。『介護ブログを出版しました』というと『見せて下さい』と言われたので持って行きました!あはは!びっくりされたでしょうね。でかいから。
 久しぶりにお寺で会う人もいるのです。古い友達に会えば同窓会気分。
 そんなことでも楽しまないと、3日連続の手伝いは持ちません。
 お寺に野菜を供えますが、精進料理の材料です。お米も新米が来ていました。炊いて阿弥陀仏様と親鸞聖人様にお供えするのですが、型があって、ぎゅうーっと詰めて盛り上げるんですよ。ピカピカの新米です。」

 さて、説教坊さんとお話するのは何度目かなぁ?お寺の当番は5年に1回回ってくるから、そのたびに行っている。そんなことをする人は他にいないので、思いっきり目立つが、私は「何でもがチャンス!」と思っている。何を聞いても自分の勉強になる。
 初めは「私は百姓ですから、お天道様のおかげで暮らしています。人間が努力して耕しても、育てても、最後はお天道様の力です」と申し上げると「仏教は、人の心を救うものです」とかいう話だった。
 次回は「おばあちゃんがぼけました」と申しあげると、「誰でもです」とおっしゃった。
 今回は「本ができました」だから、こつこつ積み上げれば、夢はいつかは実現する。
 ばあちゃんも体が元気だったから家で暮らせた。ありがたかったなぁと思う。