「紫陽花の会」

 今日はゲストが二人みえた。
 一人は9月に「在宅介護のアンケート」を依頼してきた大学院生、もう一人はその仲介者。
 紫陽花の会員も、介護真っ最中の人と、介護を終えた人が集まった。早く来た人、別の会合を終えた人、と徐々に集まって、私が紹介したり、みんなが言いたいことを言ったりする。
 先月の芋掘りの楽しかった話と、芋がおいしかった話。会合にこられない介護真っ最中の人と、紫陽花の会サポーターに、その芋と私の新米と大根などを送った話。会えなくても応援はできる。新鮮な野菜は人の心を癒やす。
 そろそろ、ランチ、デザート(「今日はゲストがみえたので、特別よ!」と会計の弁)、ドリンク。
 あとは私は必要無い。
 一人が今の状態を話すと、アドバイスが飛び交い、メモする人あり、納得の声あり、いつもに増して、有意義な話し合いであった。
 アンケートの大学院生は、大学を出てすぐに大学院に入ったのではなく「自分が介護をしているときに、たくさんの方にお世話になったので、今度は、介護者を励ましたい」と言われた。頑張って下さい。
 外で記念撮影をして、解散した。あとで、畑に案内し、「たたかうおばあちゃん」の現場を味わってもらった。大根抜きなど実習する。それから、ばあちゃんの歩いた道をたどり、うちに来てもらって、ばあちゃんの写真を見せて「ばあちゃん紙芝居」をする。
 ばあちゃんの写真を見せて「ばあちゃん、これ、誰?」「わたしです」
 私の写真を見せて「ばあちゃん、これ、誰?」「知りません」という、おなじみのやつ! いつも笑える。あとはまた「介護者支援の紫陽花の会」の話をして、バス停まで送って行った。
 帰られてからメールが来て「こうして集まって、心の内を吐き出し、情報交換し、また元気になって頑張るのですね」と書かれていた。それは半分。
「紫陽花の会」は勉強し、「たたかう」、自覚したおとなの集りなのだ。
 会に来られなくても「ブログ」をコピーした「たたかうおばあちゃん・冊子の読者」がいて、日々の支えにしたり、勉強や情報源にしている人もいる。私もメール便で送るだけでなく、たまには電話をしたり、訪ねて行って、話を聞いたりしている。けっこう「まめ」なんだよ。野菜も送る。