「紫陽花の会」

 今日は7人だった。お母さんが入院していた人の話。神経内科の専門の病院に転院したら、鼻チューブの栄養と点滴で、少しずつ元気になり、人の顔も話もわかるようになったそうだ。話しかけにも、先生の回診にも「おおきに」とか「ご苦労さん」とか言われるそうだ。ふ〜ん、すごいねぇ。彼女が言うのは「脳に栄養がいくとはっきりするんやねぇ」。そうなのか。あきらめてはいけない。
 結局、胃ろうにして、栄養をとることにしたら、元いた特別養護老人ホームに戻れることになった。そういう人が他にもいるそうだ。施設も時代に応じて変わってきた。
 求人ニュースを見ていると、老人施設が増えた。資格のある労働者は少ないから、取り合いになるのだろうか?そういうのも知りたいなぁ。
 それから、もう「紫陽花の会」会員も、70歳をすぎた人が増えて、見かけは若いからいつまでも気は若いが「ころんでけがをしたら、自分は痛いし、家族にも迷惑がかかる。知らず知らず、自分が守りの態勢に入っているのがわかる」と言う。私も65歳でも「危ないことはしない」「重い物は持たない」「走らない」などと言って、年長者に「さぼり!」と言われるものね。
 ともあれ「勉強はしよう」と言って、私の手持ちの本を並べて持ち帰ってもらった。「地域で『在宅介護の勉強をするから、長尾和宏先生の本を借りてきて』と言われた」と言う人がどっさり持ち帰った。熱心、熱心。