「奇跡の脱出−3.11のマリンホーム」

発行 特別養護老人ホーム赤井江マリンホーム

企画編集 特定非営利活動法人生活企画ジェフリー

 海岸からわずか250メートルの所にあったマリンホームは、東日本大震災の時に、津波で施設は大きな被害を受けた。
 しかし、中にいた人々は仙台空港に向かい、入所者、デイサービス利用者、職員、144名全員が無事で「奇跡の脱出」と果たした。
 これはその時の記録だ。
 日頃の訓練、以前の地震津波の時の脱出で得た教訓を元に、避難計画を練り直し、職員で共有していたことがわかる。
 過去の避難の時に、持ち出せなくて困ったのは薬、食べ物などで、今回は避難に使った車に、利用者が乗ったすきまに、毛布、紙おむつ、利用者の名簿などの書類とか、詰め込んだそうだ。
また、避難先の仙台空港では職員も避難してきていた一般の人々も、ホームの老人が避難するのを手伝い、車椅子を4人がかりで持って階段を上がるなどして、手伝った。
1.機転が奇跡をよび、命はつながった
2.職員が綴った3.11−利用者に寄り添って
3.資料−報道に見るマリンホームの日々