「ケアメンを生きる…男性介護者100万人へのエール」津止正敏著クリエイツかもがわ 2013年

第1部 ケアメンを生きる 男性介護者へ「贈る言葉
1.「ケアメン」時代の先端を走る男性介護者
2、「コーヒー一杯入れたことがなかったのに」想定外の介護者が抱える困難
3.「パンとバラを」ようこそ!真人間の世界へ!
4.「沈みし日も弾む日も」介護感情の両価性
5、「書く/読む」書くことは生きるエネルギー
6.「語る/聴く」この声に耳を傾けて
7.「ケア・コミュニティー」あなたの体験はきっと誰かの役に立つ
8.「家族と介護のカタチ」中心と周辺が逆転する
9、「ケア/ケアラー」介護視点からワーク・ライフ・バランスを
10.「昭子たちの今」だってあなたの親でしょ!
11.「姥捨て・蕨野行・デンデラ」進化発展する介護システム
12、「武士の介護休業」富国強兵と良妻賢母と介護役割
13.「介護退職ゼロ作戦」ライフイベントに接続可能な「働き方」こそ
14.「母のこと、私のこと」遠く離れて暮らす

第2ぶ「ケアする/される」ということ 変わる家族と暮らしの「型」
1 家族の「型」の変化
 1:2010年国勢調査 「ひとりで暮らす」
 2:2010年国民生活基礎調査 「ケアされて暮らす」
 3:日本ケアラー連盟調査 「ケアして暮らす」
 4:「中心」と「周辺」が反転する社会
 5:介護者の変容 中心モデルを持たない/持てない介護者モデル
 6:高齢者が暮らす家族のカタチ

2 暮らし「型」の変化
 1:外部化社会 量の豊富化が「型」を変える
 「コンビニ」の高齢社会
 「シルバーシッター」「墓参り代行業」
  単身高齢者の生活
 2:個人化社会 質の豊富化が「型」を変える
 3:孤立化社会
  見守りロボット「ワカマル君」
 「無縁社会」の衝撃
 「買物難民」
 「新しい連帯社会」は可能か

3 ケア・コミュニティーへのチャレンジ
 1:「新しい連帯社会」の胎動
  「できる人ができることをできる時に」
 「よろずやさん」
 2:「なんでもない、ささいなコミュニケーション」
 3:「ケアする」「ケアされる」ということ
 4:人称的連帯と非人称的連帯
 5:「心の分かち合い」