週刊誌は飽きる

 病院に通う電車内で本を読む。通勤みたいに毎日行っているから、本を読む、編み物をする、メールを書く。乗る時間帯で混み方が違うので、臨機応変
 入院当初は冬で、暇だから、昼から夕方まで病院にいたが、今は農繁期突入。
 野菜は蒔いたら育つし、花は時期がくれば咲いて、けなげなものだ。蕾膨らむと、もったいないので、配るしかない。「猫の手」を動員する。
 田んぼを始めると「雨や!」と、かっぱ着て田んぼに行くので、因果な商売だ。水待ちだ。今年は雨に恵まれ、水はたくさんある。
 さっさと病院に行き「一人で頑張って」と言うて帰る。
 本人は?いつも頼りになる紫陽花の会員たちは「夫が言うこときくわけない。先生や妻子の言うこときく性格なら病気にならへん」私は「そうか。うちだけじゃないんや」で、ほんまや、困ったもんねぇ。
 人生で、何回、死にかけたでしょうか?
 今は、痛みもとれて、のんびりしている。
 さて、認知症で行方不明の話。
群馬県で見つかった人にはびっくりした。7年も!それより、行方不明の61才の写真は若々しいのに、今の写真は、家族に会えなくて生きる張り合いがなかったのね。

ペコロスの母」も見たかった。近くに上映会が来ていたが、ちょっと無理だった。



 病気の時に読める本と受け付けない本がある。
 自分が入院、手術した時は、灰谷健次郎さんしか読めなかった。退院後は、田辺聖子さんの「昔あけぼの」枕草子だった。

 今回は、いろいろ読んだ。電車内が読める。

 いつでも!読めないのは「婦人公論」。たまたま買った時の特集が、被害者意識と暗さが嫌いになって、もう買えない。何度となく買って、文句を言うなら許されるが、一度でいやになってごめん。
 次に「書店では買えません」タイプ。
 新聞広告を見て、見出しや著者には興味あるけど、定期購読のみというのが気に食わない。でも思い切って1年申し込み、届いて、見出しだけ見て、読む気にならず、5ヶ月ぐらいは、さっさと人にあげたのが「いきいき」。ようやく先月号は見出し以外に本文も多少は読めた。今月号はまた見出しだけでほったらかし。読めませんよ、こんなもの。

 どこでも売っている週刊誌。夫に買って行く。
 まず、コミックは飽きる。ずっと若い時から読んでいて、私や娘も、好きな漫画だけは読んでいたが、飽きてしまった。
 週刊誌も以前から読んでいたのは、今回は飽きた。
 今回から買い始め、夫が読んだら私も読んでいたが、これももう飽きた。
読者というのは気まぐれだねぇ。