神社の夏祭り

 朝から小雨であきらめがついた。
 会館の前にテントを張る。女性はおにぎりとおでん、やきそば、焼肉と忙しい。焼肉は猪だ!猪の罠かけおじさんに「おじさんの猪?」ときくと「いや、違う。若い衆のや!」と言う。猪も「若い衆」だったのか、柔らかかった。
 「さあ、ご飯!」というころには雨がやんだ。
近隣自治会のお客も来てくれて、にぎやかにご飯を食べる。
 老人クラブの会長が窓際に何か並べているな、と思うと「輪投げコーナー」だった。「子供会、やるよ!」と言っても、子供のいる家庭が2軒で、合計6人だ。2回投げて合計点で決める。小さいが立派な表彰状と記念品まで用意して、表彰の後は記念撮影をしていた。
 食事のあとは「大人の部やで〜。先輩から!」と言う。午年二人組が投げる。83歳か?なんと上手!1位と2位だった。3位は消防団の若い衆だった。「おまえ、うまいな!いつでも老人会に入れるで!」などと・・・ほめてへんやんか!私は運動神経が欠落しているので、あっちへ飛び、こっちへ飛んでは窓枠に当り・・・いやだけど、1回目は1点と3点の2つが入り、2回目は9点が1回入った。
 すいかを食べてから外に出て婦人会主催のじゃんけん大会になった。またも1位が輪投げ1位のおじさんで、2位は輪投げ2位のおじさんだ。その奥さんもちゃんと早めに景品をゲット!つまり、なんでもやる気まんまんが、若さの秘訣だわ。私なんか負けてるわ。と言いながら、ちゃんと勝って、景品はやたらと大きい包みだった。男の人が「トイレッテペーパーやろう」と言うがそうらしい。帰り道に持って歩いていたら、若い衆が「乗って行く?」と言ってくれて、軽トラックで帰った。