台風11号

  朝はいったんやんでいて、玄関ベランダに置いた桶の水を量ってみると、18cmぐらいだった。2つある桶の1つを空にして、今日の分だけを量りなおしだ。
  台風は四国にいた。直撃だ。「兵庫県赤穂市に再上陸したと言う。
9時ぐらいからいきなり降り出した、激しい雨!
 西を見ると、小川が氾濫している。うちの樋が詰まってあふれるので、傘をさして外に出て写した。不謹慎だが、誰も外に出られず、自分の田畑は見に行けず、自分の家から見える範囲しか写せない。
 小川というか、用水路であるが、「水が増えた?」と思ってから、あふれるのに時間はかからなかった。これは10時53分だ。用水路とトラック道(里道という)の区別がなくなっていた。
 風はまずまずであった。最後にビュン!と吹いてやんだようだった。
 畑も冠水しているに違いない。冠水したら野菜をあきらめよう。風で小屋が飛んだり、木が倒れるよりはましだ。
 (以前の台風で、大きなヒマラヤ杉の1本が倒れた時は、樹形が三角形で、クリスマスツリーのようだった。思わず笑ってしまった。短く切り刻むのに苦労した。地上部に比べて根は浅かったので倒れたのだろう。スギなどの針葉樹を植林して手入れを怠ると山は崩れるのだという証拠だ。また別の年は、1回目の台風で、畑の小屋の戸が壊れ、1回目の台風では壊れた戸から風が吹いて入り、小屋が浮き上がって、畝の中央にふわりと着地していた。畑に来た農協さんが「なんであんな所に小屋があるんですか?」と間抜けた質問をした。飛んだに決まってるやんか!)

 雨はそれ以後は弱まって、夕方には「パトロールに行こう」と言って、田んぼをまわった。山からの水路があふれ、田んぼにはごもくが流入していた。また出直して拾わねば、稲刈りの時にコンバインに詰まったら、壊れてしまう。
 畑に行ってびっくり!土砂が流れてきて、粘土色になっている。ネチャネチャで足を取られる。あらま!
 兵庫県には各地で「避難準備情報」が出ていた。国道も止められていた。