弁慶草を配る

 水曜日には試しに取って、今日から本格的に配る。まずは校区の小学校に75本。友達やお世話になった人に100本ぐらい。
 昔はばあちゃんとじいちゃんが栽培して花市場に出荷していた。「9月初めは花の無い季節なので生け花の先生が喜んでくれはる」と市場の人に言われていた。丈が50cm、花が手のひらサイズまで育つと、1本50〜80円になるかな?じいちゃんが年をとって、ばあちゃんと私たち夫婦の仕事になった。朝の5時に夫と切りに行き、軽トラックいっぱいになると、夫は出勤。昼にばあちゃんと私が箱詰めをして、夫が帰宅後、市場に走った。若かったからできた。
 ばあちゃんが世話をしなくなると、花は大きいのができなくなった。それでも畑のどこかに植えて、近所の人にあげていた。今年は肥料の効いた畝に植えて、立派に育ったのだ。さしあげると「挿し木する」と言われるが「虫が来るから気をつけてね」と言っておく。「てっぺんの蕾を食われた」になるのだ。