「紫陽花の会」

 17人で貸切!貸切なら20人は欲しいけど、前日に集めるのは無理がある。やむを得ず。
 西宮市介護者の会「さくら会」有志がキャラバンに来た。はるばる来てくれたので、お土産に干し柿・・・。
 話は今月初め、お母さんをなくした人から始めた。長く在宅介護で、ほんとによくお世話しておられた。夜は夫妻が交代でずっと看ておられたが、さいごは入院。彼女は「生病老死は普通のこと。介護を通じて人間として成長した。それをまだ物事の理解できる間に母に伝えたかった」と言うと、先輩が「充分伝わっているわよ」となぐさめた。そうなんだけど、みんな、よく頑張った、大往生だ、と思って聞いているのだけれど、本人はまだまだ納得のいかないこともあるだろう。そうやって、みんなおちついていく。
 「ベターケア」誌の話になる。
「介護における優しさを問う編集長」に「優しくない私に聞いてどうする?」で、みんな、どっと笑う。これが関西人。
「紫陽花の会員にメールで問うと『介護している人に周りの人が優しくする』」
 これにはみんな、感心!
 介護されている人が欲しいのは「優しさ」と言う概念より、プロとしての確かな技術と、人としての尊厳ではないか?
 これの足りないプロも、足りない管理職も経営者もいるよ。
 いつまでも話たりないみんなであったが、「また次回」を約束して散会。