恩師が元気でいてくださること

 同窓会の通信を送るとお礼のメールや葉書がきた。
 
 私たちの先生方は、定年退職後も、さまざまな分野で活躍しておられる。
 生物の山本義丸先生は、箕面の森に通い、昆虫の研究をされていた。先生が発見し、学名をつけられた虫もある。昆虫標本類は故郷の博物館のような施設に寄付されている。
 現代国語の前野博先生は、女子大の教授になられ、地元の短歌協会の指導をされていた。
 日本史の村野實先生は今もブログを書かれている。
 古文を教えていただいた森田昭二先生は、のちに失明されて職を退かれた。それから、関学に入り、学部の聴講生から始めて、大学院に進み、この春、博士課程を終えて、博士になられた記事を新聞で読んだ。同窓会の「近況報告集」に掲載した。それを先生に送ると、お手紙と「オープンセミナーでの講演のレジメ」を送ってくださった。
 またまた通信「第3部」にのせると、今度は同窓生が「私も法律を学びたい。まずは関学の聴講生になる!」という葉書をくれた。
 このように見ると、恩師の先生方のお元気と頑張りぶりは、教え子にとって、今後の人生の励ましとなる。