とんど

 今朝は雪がちらちら。
 とんどが雪は普通。雨の方が困る。
 誘った友達と一緒に行くと、もう宮守さんがたいまつを持っておりてきた。あわてて上のお宮さんにお詣りしておりてくると、もう骨組みになっていた。竹が4本ぐらい円錐形に立っているのみ。薪が少なかったのかな?
 すぐに餅焼きができそうだ。お客にお餅を配っていると、ぜんざい用の切り餅が出てきた。ぜんざいは昨年からやめたのに、と思ってきくと「郷土史研究クラブが団体で来ると言ったから」あわててぜんざいを復活したのだそうだ。私は隣町の方が名前が売れているのだ。ボランティア歴が長いからね。
 あはは。だから本日の客は、自分の育った小・中学校のある土地なのに、さっぱりわからん。もともとの古い住民以外の人が「この土地の歴史」に興味を持ったのかしら?
 歴史研究クラブなら、古くからの行事を大事に受け継いでいることに敬意を払い、地元の人に親しく話しかけてもらいたい。自分たちでかたまってはいけないよ。
 大きな網に、餅を並べて焼いているおじさんが「熱い!」と言うので、友達と手伝った。「誰か、てつだって!」と叫ぶと、若い夫妻と、おじいちゃんと来た孫娘たちが、やってきた。子供は「ぜんざいのおばちゃんたちに餅を運ぶ」係。夫妻は「熱い〜!」と言いながら、焼く。もちろん、ぜんざいも食べてもらって、おみやげもあげて「お手伝い、ありがとう。また来年ね」と言っておく。良い思い出だよね。