「介護者の気持ち」アンケートをして

 今日はゲストが見えた。
 大学院の修士論文を書くために「介護者の気持ち」アンケートをなさったときに協力した縁で、来てもらった方だ。
 無事に卒業し、修士になられ、臨床心理士という国家試験にも合格なさったので、お祝いをした。
 論文のお話も聞いた。
 「介護は大変だけれども、人間として成長できた!という充足感を感じる人が多くいる」「一方、この状態がいつまで続くのだろうという不安感も多くある」「それでも、否定的な心理状況でも回復できる、個人の精神的回復力を持つ人が困難をのりきれる」
「家族会に入り、自分の気持ちを話したり、人の話を聞いたりする人は、安定した気持ちで介護に取り組む可能性が高い」とか、「友人知人であっても、介護経験のない人に話すのはマイナス効果の場合がある」などが印象に残った。言葉が難しかったのでこんな程度の理解ですみません。
 それは私も感じていた。
「経験がないからあなたの話に共感はできないが、聞くことはできる、と言われた」と打ち明けた人がいた。「経験のない人に言ってもわかってくれないので、今までの友達とは疎遠になる」と言う人もいた。
 めんどうくさくなってしまうのかな。