「紫陽花の会」
「ひさしぶり〜!」というメンバーが多かった。
いきなり「介護のプロは、資格をとったあと、施設に採用されてからどういう研修を受けているの?」という質問から始まった。
プロが「無いです!」と答える。
え〜っ!無いの〜?
三好春樹さんや安永道生さんや高口光子さんの講演は面白かったよ〜。
中田光彦さんの実習も面白かった。
長尾和宏さんもよくわかる。
松本一生さんもいいお話だよ。
そういうのは、みんな、自費で足を運んで、会費も自費なんだ。
だから一生懸命聞くし、質問もしないと損だし、ほめたり、笑ったり、途中休憩にお茶を飲んだり、飴ちゃんを食べたり、著書を買ったり、講師をつかまえて個人的に相談したり、していた。
そういうのはみんな自分で頑張っていたんだなぁ。「しんどいのは私一人じゃない」という連帯感もできて、また明日から頑張ろうという気持ちになるもんなぁ。
次に「国は私たち高齢者に早く死んでもらいたいんだ」という人が出てくる。
いきなり、どういう展開なんだ。わいわいがやがや・・・。
これはいかん、もどさなきゃ。
で、私が「はい、端から一人ずつ、現在の状況を出し合う!」と号令をかける。
最初がよかった。「おばあちゃんは胃ろうにしてます。栄養剤を入れてもらう間は、にこにこして、ぬいぐるみをだっこしてます。カロリー計算もちゃんとしてもらっていて、ふっくらしてます。たまに『ありがとう』とか、話してくれます。」
これを聞くと、胃ろうがマイナスイメージではなくなる。
「紫陽花の会」のモットー「私語をしないで一人の話をしっかり聞く」「他言をしない」にのっとって、10人を超えるメンバーがしっかり聞く。会員の人も、会員でない人も同じ。
私は会をセットするだけで、メンバーの力で、深い話になる。さすがだね。
充実したひとときで、みんな「また頑張ろう」という気持ちになる。