婦人会料理講習会

 9時前に公民館に着いた。
 次々に部員さんたちが来る。先生とアシスタントの奥さんが見える。
 挨拶をして準備にかかる。
 献立は「ご飯もいける酒の肴」
 和え物が「鯛納豆レタス包み」「鶏胸肉と法蓮草胡麻和え」
 煮物が「鰤大根」「煮込み田楽・柚子味噌」
 焼き物が「じゃが芋パン粉焼き・ソース餡」
 揚げ物が「豚ロース肉キムチ巻き揚げ」
そして御飯。
 受付をする人。食材を班ごとに切り分ける人。男爵芋をゆでる人。
 参加者がほぼ揃ったころ。つなぎに私があほな話をする。
「今年はおかしなお天気で、葉牡丹が葉が増えないうちに色づきました。
早々と配ると、今頃、うちの葉牡丹が緑に戻ってしまいました」と言うと、参加者が「うちのは大丈夫よ!」と言う。
「あら、良かった。うちはお天道様のおかげが無かったので、隣の大根とレタスをもらってきました。隣も暖かい日に雨が降り、玉レタスは全滅でした。サニーレタスが育ちました。地元の味を楽しんで下さい」と言って、会長挨拶、先生の紹介に進んだ。
 みんな、プロの先生に習うのでとても楽しみにしている。椅子を持って、先生を囲み、手元も食材もしっかり見る。
 その間に私は残りの食材を分けたり、調味料テーブルの上の瓶や袋のふたを開けたり、うろちょろ。
 「では始めよう!」となってからも、お米をといだり、お湯をわかして急須を取りに行ったり・・・。
 幸い、班には料理が好きで実習にも慣れた人がいるので、こんな盛りだくさんな献立も出来上がった。
 美味しかった。「こんな取り合わせがあるんやね」という人もいて、「これは別の食材でも応用できるよ」とか、満足らしかった。
 先生の作って下さった見本は、大根とレタスをもらった隣の従姉妹に持って行くことにした。それもよかろう。
 片付けもまた手早かった。すごいよ、みんな。
 ほんに、普段から、隣保でお通夜とお葬式の精進料理を80人分とか、夏祭りのおでん、おにぎり、焼きそばにからあげ100人分、とんどのぜんざい120人分、などなどしているから、半端じゃなくよう働く。さすが!のメンバーだ。