「認知症社会、若くして」

朝日新聞12月27日社会面「母を介護、選んだのは私」
フリーアナウンサー岩佐まりさんがお母さんを介護している。今、まりさんは32才だが、お母さんの物忘れが始まったのは55才、まりさんが20才のときだ。軽度認知障害を経て、アルツハイマー病と診断されたのがお母さんが60才のとき。
今は、まりさんがお母さんを引き取り、二人で暮らしている。宿泊や夜間延長ができる事業所を利用する。母の障害年金と給料で介護費用と家賃・生活費をまかなうが、家計は楽ではない。
介護は楽ではない。
わかったこともある。「支えがあれば、母は日常を普通に生きられる」まりさんはブログを書いているそうだ。
読者が15000人を超えた。トイレのにおいを消す方法や、失禁対策のシーツも読者が教えてくれたそうだ。

これは普通はケアマネや利用している施設のスタッフが提供する情報だろう。読者は自分も情報と共感を得たいからブログを読んでいるのだろう。が読者が情報を提供することもある。双方向の支え合いである。

もう一つ、練馬区には「若年認知症ねりまの会MARINE」がある。そこに集う人の子らが3年前に作った語り合う場が「まりねっこ」。20〜40代が居酒屋などで交流している。
こういう時代になっているのだ。
介護者を支援することが必要だ。サービスでは、やはり、ショートステイを使わねば。