「老妻も介護はつらいよ」

NHKEテレ 「ハートネットTV
沖藤典子さん
「夫を介護する妻の胸中は闇鍋」
納得のいかなさ
世間からのバッシング
「女房がしっかり見張ってないから」など言われ、傷つく
アナウンサーさんと荒木由美子さんが出演。
ゲストが沖藤典子さん
アナウンサーさんが言われる。「包み隠さず、よくお書きになりましたね」
沖藤さん「世間に『あなたのせいで病気になった』と言われた。」
入院
閉塞性動脈硬化
不養生であった。深酒。
「自業自得よ」と一回だけ言った。
老妻バッシング。結婚後の夫は家を一歩出れば家族のことを忘れる。自分の時間は自分の好きなことをするのに使う。子供を水族館に連れて行ったこともない。
酒癖が悪い。部屋を別にする。起こされないように突っ張り棒をして寝た。
入院後、足を切断、痛みはなくなる。
荒木さん「日本人の女性はこうあるべきだ」という世間。
沖藤さん「ひたすらパソコンに打ち込む。それで気持ちが浄化される。病気になり、しょぼくれた夫はかわいい。責める言葉は言えない」
苦しんでいる妻もいる。世間の人にわかって欲しい。それが本を書いた目的。
夫が「家に帰りたい」と言う。500日の入院後、退院。自然で当たり前の光景。デイケアーに通う。そこでのリハビリ。「厳しいんだよ」と言いながらも嬉しそう。
デイケアーの写真。なくなる前である。
ベッドの上で倒れていた。2時間前に「春になったらお花見に行こうね」と言っていたのに。
救急車を呼ぶ。このまま死なせる訳にはいかない。人生、一回ぐらい約束守れ〜
もやもやした胸のうちを言うことができなくなった。
アナウンサーがきく。「入院中、夫に家に帰りたいと言われ、びっくり!嬉しかった。
生きる力を回復した。
夢にはいつもにこにこ、かわいい。私も嬉しい。成仏してくれたなあ。」
荒木さん「親の介護は順番。老妻は覚悟もないまま始まる。皆さんに言いたいことは」
沖藤さん「美味しい物を食べてやって下さい!今なら言える」当時は夢中。

つまり余裕やね。でも渦中は無理だよ。
沖藤さんの本は紹介されて読みました。