「返信」

 今、あなたにメールを書きかけていました。
 とりあえず保存して、きたメールを見たらあなたでした。
 以心伝心。
 笑えるのは、スピーチ原稿は私が書きました。
 夫は「職業=農業」でロータリークラブに入っていて、異色の存在。
 職業を通じた社会貢献は、うちに会員家族を招待して芋煮会をしていました。
 私は「畑の学校」をして子供たちと親に食べ物を作る大切さを伝えてきました。
 貢献できたと思います。
 そしてありがたいのはスピーチが順に回ってくると、苦手な夫が私に振ってきます。
 20分で、介護、障害者、畑、米、婦人会、いろいろ話してきました。
 介護で知り合った人をゲストスピーカーに招待しました。
 例会は6時に始まり、夕食が出ます。話が下手だと寝てしまいます。訓練にぴったりです。
 一番うけたのは私の介護の先輩のご主人です。模型飛行機を持参して目の前で組み立て、飛ぶ理屈を説明します。エンジンは30秒だけ稼働するそうです。
 モンゴルの国際大会で飛ばし、真っ直ぐ上昇してエンジン止まると滑空する。落ちた地点に走って拾いに行く!
 クラブのおじさんたちが、少年の目になり、聞き入りました。
 障害者の話は自営業の社長さんたちには「発達凸凹の子は本人が困っている、まわりの手助けが必要だ。この2点で障害者である。小さな時から適切に援助すれば、社会に出て働き、納税者になる。援助しなければ障害者のまま、年金生活になる」と説明すれば、「会社にそういう人がいた。コンピューターは使いこなすがコミュニケーションが下手だった!」と気づいてくれます。みんな隣人です。
 さて、今回はスピーチしないで週報の原稿だけという指定でした。
 私がいたずらしました。
 週報担当の会員さんは「この最後『心して生きる』を読んだら、奥さんが書いたんや」と見破りました。
 でも「心して生きる」のは夫なんだ!
 嫁さんに心配かけたら病気になるぞ、という謎かけです。
 通じましたか?おじさんたちもあかんね。夫もあかんのです。
 全滅!「ここで笑わないと笑うとこ、ないで!」漫才さんでした。
 東京の芳林社の「ベターケア編集長」さんから手紙がきて「冊子136を読んで、社長は大笑いしてました!」って、どこが面白いか、書いてくれないとわからない!
 前置き長すぎた。本題
 自閉症で作家の東田直樹さんの本を読んでいます。
 年末に新刊が神戸新聞に載ったので教え子に注文しました。
「社会の中で居場所をつくる」です。
 最初に13歳で書いた「自閉症の僕がとびはねる理由1」も注文したら、教え子が「快気祝」に「自閉症の僕がとびはねる理由2」をつけてくれました。
 自閉症の概念が変わります。お勧めします。
 次に、栗原類さんの「発達障害の僕が輝ける場所をみつけられた理由」を読んでいます。これもお勧めします。