本「死にゆく患者(ひと)とどう話すかと」

明智龍男監修、國頭英夫著 医学書院 2016年

はじめに
第1講 がんの告知ー何を伝えてはいけないか
第2講 インフォームドコンセントー医者というやっかいなパターナリズム的存在
第3講 「がんの告知」実践編
第4講 終末期におけるコミュニケーション
第5講 DNRの限界とコミュニケーションーどうする、どう考える
対話の1、「死ぬ(べき)場所とそこにいる(べき)人」対話の2、「末期患者の希望とは何か、それをどうつなぐか」
対話の3、「DNRをとるべきタイミング」
第6講 信用と信頼のためのコミュニケーション
第7講 死にゆく患者と、どう話すか
課外授業 明智先生と考えるがんのコミュニケーション
あとがき

これは日本赤十字看護大学の学生のゼミで、一年生13人の学生に、國頭先生が講義をされたものだ。
学生がレポートを書き、発表をし、討論をするものもある。
つまり、医療の現場で働く看護師になる学生が、難しい問題を話す。先生に無理難題を突きつけられる。
学生さんたちの真面目で優秀なのに驚く。
私自身の大学一年生なんて、何も考えてなかった。
そう思いながら、また、現場の先生にもいろんな方がおられるなあと思いながら読むと、一年生からこういう勉強をするのはすごい。