晩白柚

 日曜日に晩白柚(ばんぺいゆ)をもらった。熊本県八代のザボンだ。とても大きい。顔の横に持ってきたら、顔より大きく、米を量る100キロの量りに乗せたら、1.8キロだ。ばあちゃんも出てきて「ほ〜ぅ、これは大きいなあ」と喜んだ。くださった人も「ばあちゃん、元気ね」と喜んでくれた。
 ザボンといえば、高校の修学旅行。6人の班で、熊本ではザボン、宮崎ではパイナップルを、皆でお金を出し合って、一つだけ買って切り分けて食べたのだ。
 レシピがついている。晩白柚の上を平に切り取って、6等分になるように、皮に切り目を入れる。皮をむいて果肉を食べる。皮は薄く切って、ゆでて、水を替えながら、1日さらしてあくをぬく。皮を半個分につき、砂糖3カップ、水2カップを煮溶かして、その中に皮を入れて煮る。
 とてもいい香り。透き通ってきた。水分が無くなるまで煮てできあがり。レシピには、「粉砂糖をまぶす」とあるが、そんなのは止めた。売っているザボン漬けは、砂糖がザラザラで、甘いばかりだが、これは苦味が残り、香りが広がって、とてもいい。誰にもあげないよ。うふっ。