お便り     すみれさんから

 あっ、すももちゃんから! えっー、もう1ヶ月たったの?いつもありがとうございます。
 かぜをひかないように、肺炎にならないように、ドキドキした冬が過ぎ、桜の季節がやってきました。
 「おばあちゃん」を父と重ね合わせ「同じ、同じ」と笑ってしまいます。
 「デイから帰るといつも嵐」なんて、本当、そっくり。
 「シィーッ、大きな声、出さんといて」 日に何度もくり返す言葉。こちらの言うことは全然耳に入らない。そして、そうそう、最後にはいつも、まさにおおいかぶさる声で「うるさい!」になるよねー、どうしても。
 ドアをバタン!と閉め、「ガラスが割れる」この場面も、何度もあったなぁ。「割れたら替えたらええやん」 その手配、誰がするの? まともに受けて、頭にきている自分に自己嫌悪。ちっとも成長しない私。
 ところが、敵は、5分もすれば、エネルギー発散して、ケロッ。それならば、こちらも気持ちを切り替えてしきりなおし。そんなくり返し、疲れるよねー
 食べ物を隠しまわったのも、今は懐かしい。うちも風呂場に隠しました。(父は家では風呂に入らず、デイのお世話) 鍵のかかる冷蔵庫が欲しいと、何度思ったことか...
 ついこの間まであんなに食べていたのに、今は食べる量も減り、食事中も5〜10分しか座っていられなくて、やっとの思いで食べている感じ。ついついこちらも口が出て「あれ、食べ」「これ、食べ」そのうち父がかんしゃくをおこし「放っておいて、いちいちうるさい」 あー、また、やってしまった。こりない私。
 こちらがしてほしい事をさせるのは、いつもまさにたたかい。お茶を飲ませるのも、着替えをさせるのも...安永さんのおっしゃる‘思い’を伝えるのは、難しいーー
 たまにすんなり、こちらの言うことに「そうやなぁ」と言われると、拍子ぬけ。どうしたの?どこか具合悪いの?とかえって心配になります。大きな声を出すのが、父の個性になってしまったのかな?
 くじけそうな時、同じようにがんばっている仲間がいる、そう思うと元気が出ます。これからもよろしくお願いします。