列車事故で

 列車事故で亡くなられたさんばつやの奥さんのお葬式に行ってきた。奥さんは、去年から休みごとに帰省し、お父さんのお世話をしておられた。「たたかうおばあちゃん」にも書かせてもらって、のった号を持って行くと「まぁ、ほんと?」と喜んでくださった。お店に置いて広めてくださった。「まるちゃんの講演会」のちらしも置いてくださった。
 奥さんはとてもいい人で、お話はおもしろく、学ぶことが多かった。人生の先輩として、尊敬していた。会場には人があふれ、皆で棺にお花を入れ、さいごのお別れをした。お顔はきれいで皆、今だに信じられない。悪夢の事故だった。でも...お顔に怪我はなくても、悲しい。天寿をまっとうした人は、たとえば私の父も、長らく病とたたかっていたが、最後は仏顔というか、やすらかな顔になっていた。奥さんは、いつも一生懸命で走り抜けたと思う。けれど、まだまだやりたいことはいっぱいあっただろう。それが顔を見ているとわかる。仏顔になれていないように思う。ご冥福をお祈りします。
 夕刊に大きくお通夜の記事が出た。ご主人の悲しみがよく伝わった。昨日もテレビに映っていたし、今日も取材に来ていた。