朝ごはんを思い出した

 今朝はばあちゃんがお経のあと、台所に来て「ごはん よばれるん ちゃいますのん?」と言った。(ごはんをよばれるのと違いますか?) あれ〜、朝ご飯を思い出してくれた。何日、いや何ヶ月ぶりだろう? でも、あやしい。畑を1日したら、今日はいやになっているはずだ。
 食べ終わったら、案の定「ななくさ 行くのん ちゃいますのん?」と言う。「ななくさに 何しに行くのん?」と訊くと「わかりません」 またまた訊いたら「仕事に行く」 あれあれ、ステイで「用がないのんやったら帰ります」と言うのをひきとめ「洗濯物、たたんでね」と言うと、「仕事をさせられた」と理解しているんだね。草引き以外は嫌いだもの。
 「仕事に行こう」と連れて出て、階下の神さんに行った。まず、割れたガラス(車のフロントグラス)を拾ってコンテナに入れる仕事。次に落ち葉をばあちゃんが隠している木の下から引き出して、コンテナに入れる仕事。どちらもばあちゃんには「嫌いな仕事」または「どうすればよいか、わからない仕事」なので、ちょっとしては、やめて「これも入れるんでっか?」と訊いてくる。「これも、あれも、全部」と言うと「そない、全部入れて、どないしますのん?」と抵抗する。やっと終わり、ばあちゃんには家と道路壁の間の草を引いてもらった。私は前の山のしば栗の根元の掃除をした。もうしば栗が落ちている。今年の栗はずいぶん小さい。春から夏の雨不足のせいだろうか。
 それも終わり、ちょっと早いけど、お昼ご飯を食べて、畑に行く事にした。