インフルエンザの予防接種

 婦人科クリニックに行った。「ずいぶん、久しぶりね。便りがないのは、元気な証拠、か?」と言われた。それもあるけど、ばあちゃんを追い掛け回して、来るひまがない。JRの事故以来、大阪に足が向かない。今日も阪急電車で行った。宝くじ「年末ジャンボ」の売り出しで、大阪駅前第4ビルの前は行列ができていた。もう、12月だなあ。せわしない。
 クリニックに10時25分ぐらいに着いたのに、なかなか順番が来ない。もうすぐ12時になろうというころに、やっと呼ばれた。先生は義妹のお姉さんだ。いつも元気で若々しい。「今日は、血をいただくよ」と言って、嬉しそうだ。あはは。両手を差し出すと「両方は要らないわ。右にしよう」と言って、ゴムのチューブを巻く。針をすっと刺すのだが、痛くない!びっくりした。普通、採血の針を刺すと「チクッとしますよ」と言うとおり、痛いものなのに、少しも痛くなかった。さすが名医だ。だって、帝王切開の名手だもんなあ。とても綺麗に縫ってもらえる、と聞いたもんだ。
 次に、私の顔をまじまじと見て「もう、ホルモン剤は要らない?飲まなくても、更年期症状は出ない?」と訊く。もちろん出ない。もともと、更年期症状が出たから薬を飲み始めたわけではない。骨量が同年代の女性の平均値より低いので、骨を増やすためであった。「女性ホルモンが足りないと、動脈硬化になったり、アルツハイマー病の危険も増すよ」と多少、脅かし気味に言ったじゃない? 忘れたのね。カルテには、発言内容は書いてないもんね。
 皆さん、お医者さんとつきあうときは気をつけましょう。お医者さんは、一人一人の患者さんのことを全部覚えているわけではありません。その時その時に、一番良いと思われる方法を言っているのです。だから、前後で違う診断になったり、矛盾することもある!自分の体は自分で管理しよう。病名を言われたら、まず、本で調べる、ネットで調べる、同じ病気になった人に尋ねる。とにかく、知ろう。そして、他のお医者さんの意見も聞こう。医者は相性、遠慮せず、違う先生にもあたってみよう。「来る者こばまず、去る者追わず」お医者さんは、あなたが次から来なくなっても、なんとも思いません。少しでも「おかしい」と思ったら、違う医者にも行ってみよう。
 それはともかく、ホルモン剤はやめて、骨の薬を継続することになった。インフルエンザの予防接種もしてもらった。まるちゃん、「狂犬病」じゃないぞ!