婦人科

 昨日に続いて今日は主治医の婦人科に行ってみた。
 2年ぶりに卵巣の検診を受ける。内診台。「また新しい台ですか?」と訊くと「いや、前からあったよ」と言われた。器具も機械も進歩する。私が出産したころは、ただの「台」であり、自分で「よっこらしょ」と階段をあがる。おなかが大きい時はかなりつらいが、若さで乗り切ったかな? 今の先生のクリニックに代わると、台が上下するタイプだった。そして次が椅子に腰をかけると、半回転して先生の方に向きなおるタイプ。宇宙遊泳じゃないのに、ふわ〜っと動くとなんか怖い。またまた今回からは、先生と患者の間にかけてあったカーテンが引いてある。先生の顔が見える内診台。怖い、器具が見えるから怖い。
 超音波で卵巣を探る。超音波の端子は意外と大きいのでびっくり。「痛い」と言うと「これが痛いの?なら腸が悪いわ」と言われた。「検査では『悪い所はない』と言われたんですけど」と言うと「ガスがたまってるのよ。冷やしたらだめ。運動して中から温める。そりゃそうでしょ。動かないと熱は発生しないのよ。それで、検査は異常なしとでるのよ」つまり、腸は悪くないが、動きが悪いのだ。単純明快なお答え。ばっちりわかる。寒い、ばあちゃんのお守りで、家にこもっていた。うんどう不足。それで、おなかが冷えて、動きが悪くなった。うん、なるほど、さすが名医。人間は臓器、つまり部分で見ないで、全体で見ないとね。「百姓は運動にならないのよ」と言われ「はい」というしかない。
 血液検査をしたままだった。「コレステロールとγGTPが高いのは、肥満で内臓の脂肪のしわざ、減量と運動あるのみ」まことによくわかる。できないのよ、でも、それが。
 やはり主治医は婦人科に限る。生活はともかく、全身を見るにかけては、ね。
 女性ホルモンが体を守るのもよくわかった。ホルモンが足りなくなると、あちこち、故障するものらしい。