冬季オリンピック

 今日のさくら会に間に合わせるために昨日から「たたかうおばあちゃん 35号」をプリントし、挿絵を描きながら、遅くまでテレビを見ていた。今朝は女子のフィギアスケートがある。5時に起きれば日本代表の3人の演技が見られる。目覚まし時計をかけて寝た。こんなことも、ばあちゃんがステイだからできる。ありがたいこと。
 うちの男性2人はオリンピックには興味がないらしい。野球少年だった夫は今はゴルフに行くだけだ。長男は「ウィンタースポーツには金がかかる。ヨーロッパの金持ちのスポーツだ。もとから不公平で人種差別的でさえある。だから見ない」と言う。そう言えば黒人選手が本当に少ない。スピードスケートの選手の鍛えられた筋肉を見ると、黒人選手が本気で取り組めば他の者はかなわないだろうと思えるが、今は...1人いた。
 それでもフィギアは綺麗だから見たい。日本テレビ系の日曜朝の「所さんの目が点!」でフィギアスケートを取り上げていた。2回あり、村主選手がすべっている。いや、村主章枝さんの妹さんだった。1回目は「なぜ、スピンで目がまわらないか?」で「慣れ」だった。村主さんでも自分が普段やっている方向に回転するのは何分でもできるが、逆回転すると、たちまち目がまわり、悲鳴をあげていた。2回目は「ジャンプのいろいろ」で前向きに踏み切るか、後ろ向きか、とか、どちらの足か、とか、聞いていてもややこしいし、見ていてもちっともわからない。要するに、私の理解を越えたすごい技だということだ。
 今朝は、5時すぎに安藤美姫さんが登場、ジャンプが決まらなくて残念だった。6時過ぎてから、荒川静香さんが登場、うっとりするほど美しかった。長身で手足も長く、ピンと伸びても綺麗、ジャンプも決まる。イナバウアーなんて新聞で知った技も、他の人には真似のできない技なのに「得点に結びつかない」と書いてある。この採点法は不公平だ。村主さんは安心して見ていられる。いつ見ても綺麗。そして...荒川さんが金メダルだ!すごい!!見てよかった。何回もビデオで流れるが、その時生で見る緊張感がたまらないのだ。
 昨日から描いていた「たたかうおばあちゃん 35号」の表紙、女の子の絵を描いていたのだが、よこの狭い余白に「祝!金メダル」と書き込んだ。もう少し嬉しそうな顔の子に刷ればよかった。