介護保険の学習会

 今日はさくら会の月例会で、介護保険の学習会だ。
こぴーやさんに寄ってから行った。「たたかうおばあちゃん 35号」をコピーした。それから「介護って特別なことじゃない 一緒に暮らす母がボケただけ」という会議や講座用に作ったプリント。「何で私がこんなものをつくらなきゃいけないんですか?」と言いながら講師に渡す。
 講師は市の健康福祉局長寿社会部の課長と係長だ。
 4月から介護保険がどう変わるかの説明と、新しくできる包括支援センターの役割だ。制度の見直しが利用者のためにならないことなど、さくら会のまわりでは、3人集まれば話題になっている。「説明会に行くと暗くなる」と今までおとなしかった私の若い友人のケアマネまで怒っている。
 眠かった〜。オリンピックを楽しんだせいで眠かった。もうよい。しっかり寝た。質問の時間に漸く目が覚め、聞く気になった。いろいろ出たころ、1人の方が「在宅介護支援センターて、どこにあるんですか」と訊いた。これには、説明していた係長ががっくり...「一般の方の認識はその程度ですか」そうですよ。でも、この会に来ている人は「一般の人」ではありません。「認知症介護者のさくら会」と「寝たきりの人の介護者のひまわり会」ですよ。在宅介護支援センターなんか関係がない。もうすでに介護認定を受け、介護保険をどんどん使っている人たちだ。
 私も去年の公民館の介護講座に行って初めて聞いた。「ばあちゃんがちょっとおかしい。どうしたらいい?」「介護保険を知りたい。認定を受けたい」と最初に相談に行くところが「在宅介護支援センター」なのだそうだ。そこのスタッフがお粗末なコントで「認知症とは何か?」をするから介護者の神経を逆なでする。だって「介護 認知症編」として「お母ちゃんがおらへん。どこへ行ったんや?おかちゃーん...あ、こんなとこにおったん?」と言いながら、手の平に乗せたキューピーをなでるんだぜ。馬鹿にするな。私はそのとき「これは、かなり認知症が進んだ段階です。家族はもっと早く気がつきます」と言ったのだが、今、思えば「家族を馬鹿にするんじゃない。認知症を馬鹿にするんじゃない」と怒るべきだった。まったく、なんでその時に気がつかないんだろう。なんで、いつもあとから気がつくんだろう。
 でも私がその講座を聞いていたから、このへんなコントに気がついた。監視を怠ると、まったく何をしでかすか、わからない。2月の社協の「介護者の集い」に、その若いケアマネが来ていたので「あれはやめてね。家族の神経を逆なでするから」と言っておいた。それがこれから「地域包括支援センター」になるからと言って、誰が信用するか?そんなもんや。