「たたかうおじいちゃん」久々の登場

 じいちゃんを世話している「日本熊森協会」湯浅隊員からメールが来た。もちろんメールはいつもやりとりしているが、ここに「じいちゃん」を紹介するのは、久しぶりだ。じいちゃんは、ロングショートステイに行っているときに、急病で入院された。湯浅隊員とご主人がかわるがわる夜もつきそって、少しずつ少しずつ良くなって、退院し自宅に戻って来られたのだ。
 集中治療室のじいちゃん、個室に戻っても寝てばかりのじいちゃん、ベッドを起こしてもらって、少しずつ食べられるようになっていくじいちゃん、自分で器とスプーンを持ってみるじいちゃん...次々にメールが来る。私は経験不足で、何のアドバイスもできない。「偉い!よくガンバッて世話しているね」「無理しないで休みながらしいよ」と返すだけだ。困ったこともあっただろうが、こうへいちゃんも含め、家族と親族で力を合わせてのりきった。偉い。
 私が「ばあちゃんはステイだ。いないと、気がぬけて、ボーッとくらしているよ」とメールを送ると、湯浅隊員は「年寄りがいないと気がぬけちゃうのって、わかるなあ。それぐらい、家にいる時は気が張ってる、ということですなあ」と書いている。そうか。
 社協の「介護者のつどい」でOBが「もうおばあちゃんは亡くなり、今は私も楽をさせてもらっています」と言われるが、介護しているときは気を抜くひまがなかった、ということか。私より若い湯浅隊員に教えてもらうことはたくさんある。
 こうへいちゃんの一句がのっている。
このごろは春がきても〜いいのになぁ      だって寒いんだもん
 母の評「確かにこうへい山頭火のぼやきは自由で素直だ!」 ぷっ!