滋賀県に住む友達から鮎の佃煮が来た。最初は「山椒の実が欲しい」と言うので送ったこと。「鮎の佃煮を炊いたら送るわ」と言う。届いたが開けたら「いかなごやんか!」「鮎」と言うから塩焼きにするあの大きさの鮎だと思っていた。鮎の甘露煮と間違えたのだ。今は瀬戸内海のいかなご漁の最盛期だ。いかなごを炊く人は多いから、スーパーでも生の魚を売っている。私は?炊かない。炊いたのをもらうと、ありがたくいただく。
 友達に言うと「鮎やで。味が違うやろ?」と言う。そう言えば、違う。川魚のおなかの苦さがある。夫は「甘くなく、この味付けが最高や」と言う。飲み屋にちょっとだけ持って行って、あとは大事に冷凍パックに入れて保存している。少しずつ出して楽しむのだ。ありがと。