入れ歯に名前

 診療所のつづき。42号で書いたが、ばあちゃんの入れ歯に名前を入れてもらったあと、ステイで入れ歯を間違えたが、名前のおかげでもどってきた話。
 歯科にお礼を言いに行った。「たたかうおばあちゃん42号の21ページです。読んでください」と言うと「わ〜、書いておられるんですか?」と言われた。興味を持ってもらえたようだ。たまに診療所に「回覧してください」と持っていくが、どこまで回っているのか、わからないねぇ。待合のテレビの下の本のコーナーに2年前の「つどい場さくらちゃん北海道車椅子の旅 第1回」が置いてある。誰が読むのかな?このごろ、診療所に行っても、一般外来の患者に出会うことがない。施設入所の人達は診察に来ても、本には興味が無いらしい。私が読みたい本は無い。
 ところで「名前のおかげで間違えた入れ歯がもどってきました。ありがとうございます」と言うと「あのあと、特養に入所している方々からたくさん『名前入れて』と来られました」と言われた。あらま、教訓になったのかしら?うふふ。