柴栗を拾う

 今日は土曜日、好天に恵まれ、稲刈りに行く予定だ。
 ばあちゃんはななくさに行く気分で車を待っている。道路を横断し、栗拾いに誘った。ビニール袋を持たせ、目の前の栗を見せて「栗」と言うと通じない 。栗なんか忘れてしまった。昔は毎日、朝昼晩に拾ってせっせとむいて冷凍保存していた柴栗だ。3つ拾うまで繰り返してみた。そのあとを見ていると 「ありません」と言う。ほんとに見えないらしい。すぐ足元にあるのは気付かず、ちょっと先のが見えたり... 何とも不思議。近所の人が手伝ってくれる。ばあちゃんが「あんた、よう、見えまんねんなぁ」と言うと、その人は「ばあちゃんよりちょっと若いから、見えるねん」と言って、栗を渡してくれた。「えらい、すんまへんなぁ」おべんちゃらは上手!あはは。