電灯がつかない

ご機嫌に晩ご飯が終わり、お風呂にも入ったからと言って、ばあちゃんの1日はまだまだ終わらない。
「寝なさい」と言って、廊下の電灯をつけて部屋に連れて行く。部屋の電灯がつかない。ペンダントの紐を引っ張っても引っ張っても、つかない 。ばあちゃんは布団に入れておいて、ペンダントをはずす。こたつテーブルに椅子を乗せてあがれば、手が届いた。はずして、息子のお古のペンダントをつり下げてみるが、つかない。息子が使用中のペンダントでやってみよう。でも、こちらは手が届かない。こたつテーブルが無いからだ。下のガレージから脚立を持ってくる。届いたが、傘がほこりだらけだ。雑巾で拭く。これをばあちゃんの部屋に持って行き、とりつけてみたが、まだつかない。コンセントの故障かな?
 まてよ。ばあちゃんの部屋のどこかにスィッチがあるのかも知れない。箪笥を動かしてみたら...あった! ついた! なんで、ばあちゃんが消したか?箪笥と壁の間に隙間があったのだろうか?ばあちゃんはお風呂上りのとき、暗い廊下を移動してきて、自分の部屋の入り口の壁を探って、スィッチを探しているときがある。それで、壁スイッチをみつけたのかも知れない。そのあと、箪笥を動かして、壁につけたら、スイッチか隠れてしまうわ。それにしても「いらんことしい」いらんことなら、何でもしてくれる。