今日から11月

 今月は月・火のステイを4回、木・金のステイを2回(うち1回は来月にまたがる)の合計11日、デイサービスは3日(金)と23日(木)が祝日で休みのため4回の利用予定だ。とても少ない。先月「11月から土・日のステイを遠慮して」と言われたので、入れないでみたらこうなった。もちろん次の日に「どうぞ、土・日もご利用ください」と言われたのは「たたかうおばあちゃん44号」に書いたとおりだから、とれたのだが、意地をはってとらずにやれるか試している。
 つどい場さくらちゃん主催の講演会には「住み慣れた地域で暮らしつづけたい」というテーマが多い。それが誰にでもあてはまるか?と言われると、そうではないだろう。ばあちゃんは毎日「迎えに来る」のを待っている。「住み慣れた家」は忘れてしまって「ステイ」が家になっている。でも、行ったら怒っている。「住み慣れた家におりたい」から在宅を選んだわけではなく、うちも私たち夫婦はばあちゃんの「入所」を申し込んでいるが、順番がこないので、在宅のままであり「このままでもやれそうかな?」と思っているだけである。
 やれそうな理由は、ばあちゃんが怒って帰ってきても、畑に連れ出すと、簡単にテンションが下がり、落ち着いて夕食をとり、入浴をして寝てくれる。雨で外に行けなくても、家族だけになれば、あきらめるようだ。つまり「他人」がいるからテンションがあがり、相手を見て「この人なら大丈夫」と思いながら怒っているのだ。88年も生きてきたら、それは処世術。
 それと、11月になれば、もう田の仕事は終わり、畑もそんなに忙しくはない。私にゆとりができると、ばあちゃんに対する目配りもできる。