家の中、徘徊(夫の報告)

 うちの家は玄関を入ると息子曰く「無駄に広い」T字型廊下(幅1.8m)があり、南向きに右が台所とトイレ。左が応接間とばあちゃんの部屋。廊下の北側は右が私の部屋。左は下の間(しものま、冷蔵庫がある)と上の間(かみのま、仏壇がある)。
 11時3分。ばあちゃんはトイレに来る。出て、トイレの向い側の机に行き、何やかや物色。おやつを探すが、置いていない。台所の鍵をガチャガチャ、もちろん開かない。向かいの本棚を物色。廊下を横切り、応接間を開けるが、誰もいない。下の間に入り、冷蔵庫を開ける。りんごのパックをカシャカシャ触る。またトイレに来て、このパターンを繰り返すこと、6回。最後に床の間を開け、誰もいないので自分の部屋に戻ったのだそうだ。それが11時34分。
 夫のメモには「便所 正T」と書いてある。7回来たのだ。夫が言う。「よう数えたな、と自分で思うわ」あはは〜。