施設見学

 畑に行き、葉牡丹を取ってあちこちに届けに行く。
 午後は施設見学に行った。今、ステイとデイに行くななくさは、ばあちゃんも喜んで行くが、土・日・祝日が休みだ。土曜に行けるデイサービスを探しているのだ。行った所は家から車で5分ぐらい。まだ新しいので、外観も内部もとても綺麗だ。廊下もフロアも広々している。春に地域包括支援センターの見学に来た所だ。
 デイの担当係長には見覚えがある。「去年、秋に公民館の家庭介護講座を受けたとき、コントで『在宅介護支援センター』の説明をしてくださったでしょ」と言うと「そうでしたね」あの時は、コントで説明したあと、すぐに帰られて、あとの講義はここの所長さんだったから、私がいろいろ質問したとしてこ、この係長はご存知ないのだ。
 デイルームに行った。利用者の皆さんは、テレビを見たり、おしゃべりをしたり、それぞれにくつろいでおられた。上の階でボランティアの方が喫茶をされているので、順に行くことになっていて、デイルームでは待っている人や、終わった人たちだった。喫茶の無い週は、今頃はこの部屋でリクレーションをしているのだろう。手芸作品や塗り絵や紙細工が天井からつるされたり、壁に貼られたりしている。中には大きな額に入った共同作品もある。「本日の利用者33人」というような大きな施設だからのパワーが感じられる。
 その利用者の名前を見ていた夫が「うちの近所の人が来ておられる」と言う。探してみるとみつかった。声をかけると「よう来てくれた」と喜ばれる。なんで?入所している人を訪ねていくならわかるけど、週1回の利用者の人が見学に来た私達に「よう来てくれた」は変でないかい?その上、ついてきて階段のところで見送ってくださった。おかしな気分。
 事務所の近くのテーブルで利用の説明を聞いた。私もばあちゃんの近況を話し「たたかうおばあちゃん」を3冊持参してプレゼント。「ばあちゃんの日常生活だけでなく、いろいろ他の事も書いてあるので、気にしないで」とわけのわからん説明をすると、係長は不思議な物でも見るようにじっと目をそらさなかった。ごめんね。驚かせて。あはは。ばあちゃんはすごいパワフルなので、びっくりしながら、まぁ〜、楽しんでもらうかな?それとも「家族がうるさいようなのでお断り」と言われたらどうしようかな?困るわね。