学校で餅つき

 正月も過ぎたのに何を時代遅れな...理由は単純、餅米があったからだ。中学に持って行く。先生が洗ってくださっていたので、目が粗いざるにあげる。1升つきの器械にセットする。むす・つく・ちぎる・丸める。これが意外と難しいのだ。手に粉をつけてするから、餅も「こなこな」になる。「しわしわ」になる。丸めてから手で押している子がいる。「押さえたらあかん。真ん中が高くなるように、ころんとやってごらん」と言うと「そうなんですかぁ」と言う。クッキーをときどき作るからかな?餅はこんもり、まぁるく、だ。
 最初は熱い。軍手をしてちぎる。丸めた物は、くっつかないようにビニールの上に置く。すぐに冷めてきた。大小取り混ぜ、51個できた。大小になるのは、ちぎる人が下手なのだ。私だ。さっそく、きなこをつけて試食。お皿に一人3個ずつ。「硬いなぁ」ちょっと硬かったのは、蒸すときにふたの隙間から蒸気が漏れたのか?この器械は古いためか、私が手荒く扱って隙間ができたか、どちら?
 でも「食べるの大好き中学生」は満足らしかった。
 去年の1学期から週に1回、3時間ぐらい勉強につきあい、校外学習につきあい、いろいろ楽しかった。去年までは学期に1〜3回のつきあいで「大きくなったな」「いつのまにか、こんなことができるようになったんだ」と思ったが、毎週会うと、とても勉強になる。そしていつのまにか、この子達がいとおしいと思うようになった。