また怒って帰った

 携帯電話が鳴ったのは、2時9分だ。「怒って機嫌がなおらないので、今、おやつです」次は17分「今から送っていきます」あかんわ。本当は4時までなのだが、もたなかった...
 送って来られたのは係長さんとベテランのおじさんだった。両手を振り払って怒っている。ここは一喝。「何、怒ってるの?謝りなさい」と言うと「・・・」何か、おわびらしき言葉を口にしたよ。おじさんは運転専門の方だろうか?その人が「朝はご機嫌だったのに、豹変します」と言われた。さぞかしびっくりされたでしょう。でもここは「認知症対応型」とうたっている施設なんだよ。今までいろいろなタイプの人が来ただろうと思うのに、ばあちゃんみたいなプンプン型はいなかったのだろうか?
「何がきっかけでしたか?」と訊くと係長さんは「朝は機嫌よく...入浴は『しません』で...」はは〜ん、ここらへんから怒っている。「昼ご飯を食べ終わる頃『足りない』と言われて...」私が「ばあちゃんは口に入るなり、忘れるからそれは口実ですね。足りない量ではないでしょう」と言うと「充分、多いぐらいです」そうでしょうね。まあ、しかたない。「また怒った〜。次はどの手で行こうか?」と楽しむしかないね〜。隔離するのが一番なのだけど、怒り出す直前を見極めるのが難しい。
 ま、そんなわけで本日は、2時半に「早退」学校みたいやね〜。