見事に!苺の葉をちぎる。

 ばあちゃんが1泊ステイから帰ってきた。ご機嫌だ。着替えておやつにする。部屋に帰らせたが、台所を開けようとする。「あかしまへん」と言う。「入らんように鍵かけてあるんや」と言うと「部屋、帰ります」と言うが、またすぐに来る。畑に行くことにする。
 でも、来たくなかったらしい。私が残り物の苺の手入れをしていると、ばあちゃんはうろうろ、うろうろ歩きどおし。
枯れた「しそ」などを集め、どこへ持って行くの?畝の端に置いた。前に引いた草があちこちにあるのを持って移動している。どこへ?「しそ」の上に積み上げて、その上にご丁寧に石まで載せた。ほんに「それをするなよ」と思って見ていると、必ずやってくれる。ようそんなに「逆。逆」とできるわね。あきれた。
 振り向くと、ばあちゃんが迫ってきた。手に持っているのは、苺の葉だ。前にマルチビニールをかけて、苺の株に丸い穴をあけて、温めていたのだ。ところどころ、ビニールを押さえるために葉を出していたのだが、その葉!だけを選んで引きちぎっているのだ。まぁ、ほんまに〜ええかげんにせい!と言ってもわからんのだ。もう何の種を蒔いても、芽が出たら抜くに違いない。大きくなるまで、パオパオトンネルで隠しておくしかないなぁ。