「はばたくアート展」

 丸い広場につい立をたて、絵が展示されている。図録をもらうと、作品数は43だ。どれも力があり、不思議な魅力がある。
 会場が今までのようにホールであったときは「まとまりがあってよかった」と一緒に行ったお母さんが言われる。でもここの良さは、土・日にたまたま買物に来た人が見ることだ。中には「知的障がいのある人のアート?」初めて見る人もいるはず、それをねらわなきゃ。はなれた会場でするときは、その「展覧会」があることを知って、わざわざ足を運ぶ人しか来ない。
 そして今思うのは「アート」も、もっと量産して売らなきゃ。前会の「アート展」では、作品を撮影した絵葉書・粘土の置物、はては作業所のパンまで買えた。金儲け!も大事だよ。「これなら、家に飾ってみよう」と思って買ってもらえたら、描く人も生活費につながるでしょう。しまった。これをアンケートに書くのだった。