中学校創立60周年記念式典

 今日は息子の出身中学の創立60周年記念式典だ。案内の葉書が来た。実は私はこの学校に勤めていた「元職員」だ。この葉書を受付に出せば「記念誌」がもらえる。あはは。なんという「せこい」考え。受付で「元職員です」と言うと、赤い花形のリボンをくださって「来賓席にお座りください」と言われた。
 フロアに行くと、生徒が横一列に座っている。これは合唱隊形なので本日のプログラムに学年合唱があるのだろう。生徒の後ろが少しあいていて、次に客席がある。その席の真ん中の一部に「来賓席」という紙が貼ってある。そのまわりと後ろが一般席で、卒業生や現役生徒の保護者が座る。
 式典の司会者は50周年にも司会をした元PTA副会長だ。主催者挨拶・来賓挨拶と型どおりに進む。
 第2部の初めはゲスト。卒業生で現役のサッカー選手だ。チアガール2人と一緒に来てくれた。まだ10代なので、恥ずかしそうにしている。司会者がインタビューをしたり、現役のサッカー部員が登場し、質問をしたりする。会場にも「何か質問は?」と訊いてみるが、マイクのコードが短くて訊きに行けない。現役部員でリフティングの上手な選手まで登壇し、なごやかに進み、ボールにサインをして寄付してくれた。お礼に花束を贈呈し、皆の手拍子で送り出した。
 あとは学年合唱で、1年・2年・3年と、だんだんうまくなるのがわかる。全員で校歌を斉唱し、生徒会長のお祝いの言葉で式典はお開きになった。