木の芽時

 ここで、やっと気がついた!ばあちゃんは「木の芽時」なのだ。
 やってきたJAの地域担当のお兄さんに言うと「もう春ですか?」そうよ、ばあちゃんだけ「春」なのさ。心さわぐ「木の芽時」あ〜あ、たいへんだ〜。
 JAのお兄さんが帰ると、ばあちゃんはしばらくして、靴をはいて玄関から出た。「勝手に外出」は久しぶりだ。興奮は絶好調ね。連れ戻し、部屋に連れて行くと、また出ようとして下駄箱を開けるところを捕まえ!成功せず...11時ごろだった。
 なんとか静かになった。寝た〜。そこへ湯浅隊員が久しぶりに電話をくれたので、長々話をした。これで2時まで寝ていたのだ。
 起きてきてご飯。あとはうろうろ...
 今は3時半。布団の中で「いち、にい、さん〜、しぃ〜、...」数を唱えるなんてずいぶん久しぶりねぇ〜。