「やいやい」

 ばあちゃんは29日の朝、ボーッとしたままステイに行った。「寝てません」と伝えておいたら、今日、帰ってきたときも「ゆうべもあまり寝てません。11時から3時ごろまでですか」と言われた。それだけ寝れば十分だ。「ねむたそうですよ。クルマで分走っただけで、寝そうですよ」そうかも知れない。さっさとベッドに行った。
 起きたら台所に来た。私はストーブで洗濯物を乾かしながら聞いていたら、どんどん怒ってすごいことを言う。何年前のせりふだろう?携帯メールで「はてなダイアリ」に送っておいた。
「おばちゃん、どないや?歩いてかえろか?やいやい、言うとったら、日がくれる。畑、行ったら、おそならへんか?
 もう、5時、まわっとるがな。くろなったら、どないするねや?草、見て来な、しゃあないがな。(怒ってきた)
 ええかげんにせな、日がくれるがな。どないや!こんな、日がくれたら、あかん、思うて、ひやひやしとんのに...
 やいやい、いわんかて、ちゃんとしたら、ええのに... だまっとるわけにいくかいな。どない思うとる、しらんけど、おれるかいな。ええかげんに、ちゃんとせな、晩になるがな...
 お母ちゃん、いかへんのか?そ知らん顔せんでも、ええがな。畑、そこら見歩かな、えらいこっちゃ。仕事、せんなんがな。わし、何にも、遊んどらへんがな。
 今日は、行かへんわな。してくれ、言わへんがな。5時や。行てこ(行ってこよう)。なんどいな?
(5時2分だ。「行く」と言ってもばあちゃんの「畑」が「本当の畑」か「畑の上にあるショートステイ」かわかったものではない。やっとあきらめて「行く」ことが頭から消えたらしい)
 このあと、そ知らぬ顔でご飯を出すと、普通どおりの日課になるのだ。