「なるほど納得介護」NHK教育 夜8時。

 三好春樹さんが登場。本日は「便利な介護用品」の紹介。
1.ベッドの選び方
 高さが高すぎない。
 幅がせま過ぎない。寝返り、起き上がりのできる幅がいる。1メートル欲しいが、ないときは椅子を置いてそこに手をついて移動する。
 マットが柔らかすぎない。柔らかいなら、上に「高反発マット」を敷く。へちまのような穴があいている。「低反発素材」というのは、ゴルフボールを落とすと弾まずへこむ。「高反発マット」は、ボールがはずむ。「おむつはずしマット」と呼ばれ、水分を透過する。下に防水シートを敷く。
2.車椅子の条件
 座って移動できる。
 乗り移りやすい。ベッドから車移動に移る。このときに「ひじあて」が邪魔になる物はいけない。「ひじあて」が簡単にはずれる物がある。これなら一人で移れるかも。「足のせ」が簡単にはずせる物もある。「車輪」が簡単にはずれる物もある。症状にあわせ調節できる。
3.椅子とテーブル
 「これを作った人です」と紹介され、上野文規さんが登場。「上さま」だ〜。
 上野さんは「お年寄りの食事風景を見ていて、食べこぼしをするからとエプロンをつけていたり、自分の背丈にあっていないテーブルで食べていて、お皿の中身が見えないなど、悲しい思いをする。誤嚥の危険性もある。ちゃんとあった道具を使ってほしい」と言われる。
 椅子は、使う人の足が床につくように、低くする。浅く腰かける。「背あて」がお尻を押してくれるように。奥ゆきを短くして、小柄なお年寄りに合わす。
 テーブルを低く、器の中を見えるようにすれば食べこぼしがない。
 テーブルは車椅子のひじあてが入るぐらいにする。
4.トイレ用のテーブル
 トイレに作りつけの場合は、便座に腰をかけ、その前にテーブルが下りてくるようにする。使わないときは、はねあげておく。使うときにおろし、両手を乗せ、体重をかけて前傾姿勢をとる。お尻をあげて、車椅子からトイレに移る。介助が一人でできる。
 または前を半円形にくりぬいた「机」を作っておいて、使うときに持っていく手もある。
5.三好さんが質問「一番大事な介護用品は?」
 答は「私物」 写真に写る「特養」かどこかの、あるおばあちゃんの部屋は、ベッドのまわりに作った作品や、写真やらがいっぱい飾ってある。その人の美的センスがうかがわれる。また冷蔵庫に好きな物を入れていたり...