認知症の治療

*パーソンセンタード
 家族を支援する。
 本人が安心でき家族が安定したら、認知症の進行は遅くなる。
*本人・家族の対象喪失 
 認知症だと告げられて、受け入れるまでの段階
 +驚愕・否認・・・「自分にかぎってそんなことはない」無意識に「なかったことにする」あとつぎ息子も「まだ〜できるから」と拒否
 +怒り・・・この時こそチャンス「いあやいや大丈夫」と言うのではなく「そ〜」と受け入れる。傾聴。
 +抑うつ・・・聞いてくれる人がいないと「うつ」になる。介護似追い詰められて虐待する。熱心さにかかわらず、である。傾聴の伴走者になってくだされば、と思う。
 +適応・・・
 +再起・・・
*ひとりで抱えこむことは・・・危険
 +孤立する介護者
 +抑え込まれる感情
 +被害感と自己否定
 +介護に行き詰まる
 感情を表に出してはいけないと思ってしまう。娘が母を介護するとき、昔、積み残していた関係を問いなおされる。そのままにしておくと否定的感情を殺し、肯定的感情ばかりになる。「好きな部分」「嫌いな部分」があって当然。「好き」な面ばかり見ているとそれがストレスになることに気づかない。介護者が「いい」「いい」と言っているときは、周りの人が「無理しているのではないか?」「重荷になっているのではないか?」と気づいてあげてほしい。
 また孤立すると自分の介護が他人と比べられない。他人から見ると「十分できている」のに本人だけが悩む。「お母さん、どう?」と聞かれただけで「この人は私が十分にできているか、疑っているのではないか?」と思ったりする。孤立させないように。私はこの16年間で、2220人を超える人を見てきたが、誰の力も借りずにたった一人で介護をなしとげた人を知りません。
*「支えあうこと」の力
 +しっかりとした情報を持つこと
 +お互いの共感をわかちあうこと(伴走者)
 +ネットワークを築きあげること
 最近はかえって情報過多でますますわからない。どれが正しいか、話しあうことでわかる。
 「本人・介護家族」を中心に「行政」「地域」「他の組織」「支援職」がとりまく「わ」になるが、じつはこれは...「家族」は思ったよりも力があり、家族が「他の家族」を支え、周囲がかえって「エンパワーメント」つまり「家族から力をもらっていると思われる。今、欠けているのは、それぞれの連携が足りない、きめこまかい連携が必要。