薬やさんが「おおほらふきは ぼけない」と...

 奈良から家庭配置薬のおじさんが来てくれた。「雪が多いね」と言うと「長野県にも行きますが、雪国は運転のマナーがいいからね。すれ違うときは坂道を下りる方が停止して待ちます。のぼる方は止められません。こちらではそんなルールを知らない人だらけで、困ります」と言われる。なるほどね。聞けば当たり前だ。
 薬と言っても絆創膏しか使っていない。至って健康だった。ばあちゃんは昔、このおじさんに「眠れる薬、おまへんか?」と言いながら「これ、飲むと気分が落ち着きます」と言われる薬を買っていた。「今はぼけたから、よう寝るわよ」と言うと「どんな人がぼけるか、言いますと、あっちへ行って大嘘、こっちへ来て大ほら吹く人、おますやろ?言うてることの1割りも信用でけへん人。そんな人はぼけません。学校の先生が最悪です」と言う。あちゃー!許容量が狭いんだよね。