NHKテレビ生活ほっとモーニング「認知症医療は今」

 急だったのでメモは断片だ。テレビ欄の項目にそって書く。
+治療次第で劇的回復
 1例目は「認知症」と診断されて薬を処方された。ところが飲んでいるうちに、症状が改善されるどころか、だんだん歩けなくなってきた。今までにも内科の病気の治療のために処方されている薬があり、それとの「飲み合わせ」が悪く、副作用で筋力が低下したのだという。これは薬の処方を変えるしかない。
 2例目は夜中に急に状態が悪くなり、幻覚が現れた。救急車で運ばれた精神科の医師が、丁寧な問診で生活の様子を聞くと、下痢と嘔吐で脱水状態になっていることがわかる。入院して点滴治療を受けると、2週間後に元気に退院できた。歩き方もしっかりしており、受け答えもちゃんとしている様子だった。
+「メモを書け」
 今日のゲストは大桃美代子さんで、おばあちゃんが認知症だったそうだ。先生は小阪憲司先生。認知症のプロだ。
 小阪先生は「一人の診察に1時間から1時間半かかります」と言われる。大桃さんが「メモを書きましょう」と言う。先生の言われるポイントは3つ。「薬の内容と飲んだときの変化。どんなとき(時間的なもの、夕方、とか)にこまった症状が出るか。どんな状況のときにこまった症状が出るか」「日常の情報を伝えてください」と言われた。
+変わる介護現場
 薬で治療するのではない。適切な介護で状態は改善される。
 砂川市立病院の例。専門外来の内海久美子先生が登場。「ここにはたえず新しい患者さんが来られます。その人たちを継続してみていくことはできません。診断がついて方針が決まればふだんは『かかりつけ医』でみてもらいます」その橋渡しがちゃんとあるのが、ここの偉いところ。病院の中に「地域医療連携室」というのがあり、専門の資格をもったスタッフが継続してかかわる。「かかりつけ医」から報告を受けて、専門外来の先生の指示をあおぐ。だから何か月かに1回はここを受診するのだろう。
 またこれも大桃さんが言われるには「家族でかかえこむのはよくない。サービスを利用したり協力してもらうこと」小阪先生も「ひと昔のような『認知症は恥。隠そう』というのではなく、オープンにして地域で支えよう」と言われた。

 今日の番組は「よくできました」いつも「暗いよ、NHK」とつっこんでいたけど。「メモ」を書きましょう。「元帳」ですよ〜。明日が楽しみ。