特異な...

 午後の第分科会のこと。
「家族の気持ちにも地域性があって、そこらじゅう親戚だらけという土地にあっては、家族は容易に心を開かない。お世話になっているという気持ちが強く、言いたいことも言わない。ここの家族が元気なのにびっくりした」と言われるから「では行ってあげましょうか」と言うと、その若い人は「はい」と言って、皆で笑ったのだ。まるちゃんなんか「こちらの家族、レンタルします」とまで言った。
 その話を夜の交流会も終わり、あとは遅くに帰る人と「つどい場さくらちゃん・お泊り」メンバーだけになってから言うと、先輩は「とんでもない。来ないで!田舎の家族は言わないよ。それを引き出していくのが我々介護職の仕事よ」と言われた。はぁ、そうかぁ。「私なら、その介護者に話を聞いて、まったく別の人の別の話に変えて、ブログに書くがなぁ」と言うと、若い男性が「それはかなり特異な存在です。誰にでもできることではありません」と言う。特異!かぁ?それは、誉められてるんかな?
 一朝一夕にできたことではない。中学の卒業文集に既に「本を書く」と書いている。大学時代からレポートを書き、新米の教師のときは、生徒7人の毎日の記録を書き、それを認めてくれた先生に勧められレポートを書き...生徒の文集を作り、退職したら子供会の会報を書き「むらの昔と今」を子ども達と作り、ずっとずっとやってきたのだ。